日本の一戸建て住宅の大半を占めているのはやはり木造住宅です。木造住宅もたくさんの種類がありますが、今回は在来工法の木造住宅の構造について説明していきます。
在来工法の木造住宅は以前は日本の国産材を使用していましたが、最近では米松や、集成材(大断面、中断面)を組み合わせたり、集成材だけの構造材の木造住宅もあります。
在来工法の木造住宅は柱、梁といった、構造材を住宅の骨組みとして使用します。木造住宅で用いる柱は大壁が多く節等が多くあっても気にならないことから、杉材の間伐材(20年生くらい)を多く使用します。木造住宅で使用する間伐材の場合は柱の芯を使用することから、芯持ち材とも言われています。芯持ち材は粘り強く、柱や梁などの構造材としてはとても適した材料です。
欠点としては割れやねじれなどが発生しやすい点ですが、木造住宅の壁の中で見えなくなる使用方法をするのであれば気になることはありません。
木造住宅で用いる梁などは横にして使用することから、自然とたわんでしまいます。そのようなことから、木造住宅では大広間等はロングスパンになるため大きめの梁を使用することになります。このとき材質によって成(梁の大きさ)を変えます。
一般的に大断面集成材は強度があるため(杉材の1.5倍程度といわれています)ロングスパンには適した材料といえます。しかし、集成材は小さな材料を接着剤で圧着していることから、切りかきなどをすることはあまりよろしくないといわれています。このことから、集成材はピン工法などの加工の少ない構造の木造住宅に適した材料といえます。